板金塗装の流れ
- バンパーの擦り傷修理
- ドア・ボディーのヘコミ修理
- いたずらによる自動車への線キズ補修
- ドア・ボディーの擦り傷修理(準備中)
バンパーの擦り傷修理
- 塗装の下準備
バンパーの損傷部をサンダーという道具を使い、研磨して表面を平らにします。深いキズの所には、バンパー専用のパテをつけ、へらを使ってパテを盛っていき、表面がなるべく平らになるようにします。次にベースカラー(車の基礎となる色)の密着性を良くするために下地塗料を吹き付けます。損傷箇所以外に飛び散らないようにマスキング(防護)します。 - 調色・ベースカラーの塗布
車の色は、同じ車種や同じ色であってもそれぞれ微妙に違うものです。なぜ違ってくるかと言うと、お客様の手入れの方法や、いつも車を停めている場所によって、色あせなどの違いが出るからです。塗料の配合データを元に、調色(車のボディーカラーに対しての色合わせ)をして、ベースカラーを吹き付けます。
- クリヤーの吹き付け・仕上げ
クリヤー(塗装の保護やツヤを出す働きを持つ塗料)をスプレーガンを使って塗っていき、時間を置いて乾燥させます。
乾燥させた後、塗装面に残っているほこりやゴミを、ポリッシャーを使って落としながら磨き上げ、塗装面のツヤを出していきます。接触によりぶつかったバンパー傷は全くわからなくなり、バンパー修理の完成です。
ドア・ボディーのヘコミ修理
- ヘコミの修正
ヘコミとは、何か硬いものが当たってボディに凹凸が出来ることを言います。単純に凹んだだけの場合と、塗装にも傷が付いてしまう場合の2パターンがあります。具体的には、凹みを専用工具でボディの裏側から丹念に押し出し、ボディを引っ張り出します。凹みの部分の塗装を削って剥がし、専用の工具で叩いたり引っ張ったりして元の形に修正します。その後パテを盛り付けて、ベースカラーの密着性を良くするために下地塗料を吹き付けます。損傷箇所以外に塗料が飛び散らないようにマスキングします。 - 調色・ベースカラーの塗布
塗料の配合データを元に、調色(車のボディーカラーに対しての色合わせ)をして、ベースカラーを吹き付けます。 - クリヤーの吹き付け・仕上げ
クリヤー(塗装の保護やツヤを出す働きを持つ塗料)を吹き付け乾燥させます。仕上げに塗装面に残っているほこりやゴミを、ポリッシャーを使って落としながら磨き上げ、ドア・ボディーのヘコミ修理の完成です。
いたずらによる自動車への線キズ補修
- 傷の補修
ペン先や針、カギなど、塗膜より固い何かで引っかいたような線状の傷です。10円パンチなどのいたずらもこの手のキズに含まれます。小キズの種類の中では被害範囲が小さく浅い為、損傷度合いとしては軽度な方に含まれます。線の長さが30cm以上続く場合は、補修塗装の範囲が広がってしまうために重度な損傷となる場合もあります。補修方法としては、キズが付いている箇所の塗装を剥がし、ベースカラーの密着性を良くする為に、下地塗料を吹き付けます。損傷箇所以外に塗料が飛び散らないようにマスキングします。 - 調色・ベースカラーの塗布
塗料の配合データを元に、調色(車のボディーカラーに対しての色合わせ)をして、ベースカラーを吹き付けます。 - クリヤーの吹き付け・仕上げ
クリヤー(塗装の保護やツヤを出す働きを持つ塗料)を吹き付け乾燥させます。仕上げに塗装面に残っているほこりやゴミを、ポリッシャーを使って落としながら磨き上げ、ドア・ボディーのヘコミ修理の完成です。