自動車保険
自動車保険の保険料は、お客様の現在の「ノンフリート等級」によって変動します。
ノンフリート等級制度とは?
ノンフリート等級は1~20等級まであり、前年の契約に基づいて、前年1年間の事故の件数により等級が決定されます。
初めて自動車保険を契約される場合は、6等級からのスタート(お車を複数所有で、新しいお車の新規契約の場合は7等級)です。なお、6等級と7等級のみ、A~Fのアルファベットがつきますが、これは契約開始時の契約者様の年齢によって変わります。
等級は数字が小さいほど割引率が小さく(1~3等級は割増)=保険料が高く、数字が大きいほど割引率は大きく=保険料が安くなります。
※右図は一例です。保険料の割引率は各保険会社様に直接お問い合わせ下さい。
通常、この「ノンフリート等級」は、1年間無事故の場合=翌年度1等級アップ、事故があり、保険を使って修理した場合は翌年度に3等級(事故の内容によっては1等級)ダウンとなります。
(保険を使わずに修理した場合は、等級はダウンしません。)
また、2015年10月以降、「無事故係数」と「事故有係数」という2つの割引率を設定した制度に変わりました。保険を使った事故のあと、「事故有係数(右図/右列)」の割引率が適用される期間で、3等級ダウン事故の場合は3年間、1等級ダウン事故の場合は1年間となります。
また、この期間中に再び事故を起こしてしまうと、最長6年まで延長されます。
■3等級ダウン事故のあと、無事故だった場合
割引率 | 現在 | 1年後 | 2年後 | 3年後 | 4年後 |
---|---|---|---|---|---|
無事故 | 15等級 -51% 事故 |
18等級 -54% |
|||
事故有 | 12等級 -27% |
13等級 -25% |
14等級 -31% |
■3等級ダウン事故のあと、3年以内に事故を起こした場合
割引率 | 現在 | 1年後 | 2年後 | 3年後 | 4年後 | 5年後 | 6年後 | 7年後 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
無事故 | 15等級 -51%事故 |
事故 | 14等級 -50% |
|||||
事故有 | 12等級 -27% |
9等級 -22% |
10等級 -23% |
11等級 -25% |
12等級 -27% |
13等級 -29% |
等級毎の詳しい割引率はご契約の保険会社様にお問い合わせ下さい。
等級ごとの割引率 | ||
---|---|---|
無事故 | 事故有 | |
20等級 | -63% | -44% |
19等級 | -55% | -42% |
18等級 | -54% | -40% |
17等級 | -53% | -38% |
16等級 | -52% | -36% |
15等級 | -51% | -33% |
14等級 | -50% | -31% |
13等級 | -49% | -29% |
12等級 | -48% | -27% |
11等級 | -47% | -25% |
10等級 | -45% | -23% |
9等級 | -43% | -22% |
8等級 | -40% | -21% |
7等級-A | +11% | なし |
7等級-B | -11% | なし |
7等級-E | -40% | なし |
7等級-D | -39% | なし |
7等級-F | -30% | -20% |
6等級-A | +28% | |
6等級-B | +3% | |
6等級-E | -9% | |
6等級-D | +4% | |
6等級-F | -19% | |
5等級 | -13% | |
4等級 | -2% | |
3等級 | +12% | |
2等級 | +28% | |
1等級 | +64% |
紫背景は保険料UP
「免責額」とは?
保険を使って修理をしたい場合、考慮したいのは保険料に設定してある「免責額」です。
「免責額」の内容はごく簡単です。「免責額」とは、保険会社が「責任」を「免除」される金額=事故に遭って修理代が発生した場合に、免責額分だけ自己負担が発生します。例えば、30万円の損害の事故を起こしたとします。保険に免責額5万円が設定されていれば、保険会社から25万円(30万円-自己負担額5万円=残り25万円を保険会社が負担)が支払われます。
この免責額設定にはメリット・デメリットがあります。
車両保険の免責額を設定した場合のメリット
車両保険の免責額を設定した場合は、免責額の分だけ、保険料が安くなります。車両保険の免責額を設定した場合のデメリット
1.修理の際に、免責額分の自腹を切らなければいけない。2.小額での事故の時には、翌年からの値上がり分をプラスで考えると、保険が使いにくくなる。
一番重要なのは保険料だと考えられます。事故が無くても保険料は毎年払わなければなりません。
普通の修理屋さんであれば、ある程度の損害額以上の金額はサービスしてくれる事が多いです。事故の損害額を全額保険会社に支払ってもらうために、免責0の保険に入っている方も多いのですが、免責金額の設定あり/なしで保険料はぐんと変わります。
お近くの修理屋さんを知っているなら免責金額を設定しましょう。
行きつけの修理屋さんを作ることは、単に修理金額やサービスの問題だけではなく、保険料削減にも役立つかもしれません。